「ダックスにブラッシングは本当に必要なの?」
「毎日しないといけないの?」
「嫌がるけど続けた方がいいのかな?」
ブラッシングを始めようと思ったとき、このような疑問を持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ブラッシングというと、毛並みをきれいに整えるためのお手入れというイメージがあるかもしれません。
しかし、ダックスフンドにとってのブラッシングは、見た目を整えることだけが目的ではありません。
被毛や皮膚の状態を確認したり、抜け毛や毛玉を予防したり、愛犬とのコミュニケーションを深めたりと、毎日の健康管理にもつながる大切なケアの一つです。
だからといって、「毎日必ず行わなければならない」というものでもありません。
被毛の長さや生活環境、その子の性格などに合わせて無理なく続けることが大切です。
この記事では、ダックスにブラッシングが必要といわれる理由や、日常ケアとしての役割、頻度の考え方について総合的にご紹介します。
ブラッシングの方法やブラシの選び方などは、それぞれの関連記事で詳しく解説していますので、本記事では「なぜブラッシングを行うのか」という基本的な考え方を整理していきます。
ダックスにブラッシングは必要?
結論からいうと、ダックスフンドにもブラッシングはおすすめの日常ケアです。
ブラッシングは被毛を整えるだけでなく、皮膚や体の状態を確認する機会にもなります。
また、抜け毛を取り除きやすくなることで被毛を清潔に保ちやすくなり、毛玉ができやすい子では毛玉予防にもつながります。
さらに、毎日でなくても定期的に体へ触れる時間を作ることで、小さな変化に気付きやすくなることも大切な役割の一つです。
そのため、ブラッシングは「見た目を整えるためのお手入れ」ではなく、健康管理を含めた日常ケアとして取り入れることが大切です。
毛の長さによって必要性は少し異なる
ダックスフンドには、スムースヘアー、ロングヘアー、ワイヤーヘアーの被毛タイプがあります。
どのタイプでもブラッシングは役立ちますが、目的や意識したいポイントは少し異なります。
例えば、ロングヘアーは毛玉や絡まりを防ぐためにも定期的なブラッシングが大切です。
一方、スムースヘアーは毛玉ができにくいものの、抜け毛を取り除いたり、皮膚の状態を確認したりする機会としてブラッシングを取り入れることができます。
それぞれの被毛タイプに合った頻度や方法については、後ほどご紹介します。
ブラッシングをする目的

ブラッシングには、さまざまな役割があります。
代表的な目的は次のとおりです。
- 抜け毛を取り除き、被毛を清潔に保つ
- 毛玉やもつれを予防する
- 皮膚の状態を確認しやすくする
- 体に触れることで小さな変化に気付きやすくする
- 愛犬とのコミュニケーションの時間になる
このように、ブラッシングは一つの目的だけではなく、日常の健康管理にも役立つケアです。
そのため、「毛が汚れていないから必要ない」と考えるのではなく、愛犬の様子を確認する時間としても取り入れてみるとよいでしょう。
被毛や皮膚の健康との関係

ブラッシングは、被毛を整えるだけでなく、皮膚の状態を確認する機会にもなります。
普段から体に触れる習慣があると、
「いつもより赤くなっている」
「小さなしこりのようなものがある」
「かさぶたやフケが増えている」
など、小さな変化にも気付きやすくなります。
もちろん、ブラッシングだけで皮膚トラブルを防げるわけではありません。
しかし、日頃から被毛をかき分けて皮膚を見る機会を作ることは、異変の早期発見につながる可能性があります。
また、ノミやマダニなどの外部寄生虫が付着していないか確認する時間としても役立ちます。
ブラッシング中に「いつもと違う」と感じることがあれば、早めにかかりつけの動物病院へ相談しましょう。
スキンシップとしてのブラッシング
ブラッシングは、お手入れの時間であると同時に、愛犬とのコミュニケーションの時間でもあります。
優しく声を掛けながらブラッシングを行うことで、
「触れられることは安心できること」
と感じる子も少なくありません。
また、普段から全身に触れることへ慣れておくと、健康チェックだけでなく、動物病院での診察やトリミングなどでも落ち着いて過ごしやすくなることがあります。
ただし、無理に長時間続ける必要はありません。
嫌がる様子が見られる場合は一度切り上げ、短い時間から少しずつ慣れてもらうことが大切です。
ブラッシングは「我慢させる時間」ではなく、愛犬が安心して過ごせる時間を目指しましょう。
ブラッシングの頻度はどのくらい?
ブラッシングの頻度は、
「毎日でなければいけない」
というものではありません。
被毛の長さや毛量、生活環境、換毛期かどうかによっても適した頻度は異なります。
大切なのは、愛犬の被毛の状態に合わせて無理なく続けることです。
例えば、長毛のダックスは毛玉や絡まりを防ぐため、比較的こまめなブラッシングが役立ちます。
一方、短毛のダックスは毛玉ができにくいため、被毛や皮膚の状態を確認する目的で定期的にブラッシングを取り入れるとよいでしょう。
また、換毛期には普段より抜け毛が増えることがあるため、ブラッシングの回数を増やすことで抜け毛を取り除きやすくなる場合があります。
頻度だけにこだわるのではなく、
「毛が絡まっていないか」
「皮膚に変化はないか」
といった視点で続けることが大切です。
長毛・短毛で意識したいポイント
ダックスフンドは被毛タイプによって、お手入れの目的が少し異なります。
長毛(ロングヘアー)
ロングヘアーは耳や胸、足回り、お腹などの飾り毛が絡まりやすく、毛玉ができやすい傾向があります。
そのため、毛並みを整えるだけでなく、毛玉やもつれを予防する目的でもブラッシングが役立ちます。
短毛(スムースヘアー)
スムースヘアーは毛玉ができにくい被毛ですが、ブラッシングが不要というわけではありません。
抜け毛を取り除いたり、皮膚の状態を確認したりする機会として取り入れることができます。
ワイヤーヘアー
ワイヤーヘアーも定期的なブラッシングによって被毛を整え、皮膚の状態を確認することが大切です。
また、ワイヤーヘアーにはブラッシング以外のお手入れが必要になる場合もあります。
詳しい方法については、被毛タイプごとのお手入れ方法を解説した関連記事をご覧ください。
ブラッシングを無理なく続けるコツ

ブラッシングは、一度に長い時間行うことよりも、愛犬が無理なく続けられることが大切です。
「今日は少しだけ」
「体の一部分だけ」
という日があっても問題ありません。
大切なのは、ブラッシングを嫌な時間にしないことです。
嫌がっているのに無理に続けると、ブラッシング自体が苦手になってしまうことがあります。
落ち着いているタイミングを選び、優しく声を掛けながら少しずつ慣れてもらいましょう。
ブラッシングが終わったあとに褒めたり、ごほうびを取り入れたりすることも、良い印象につながりやすくなります。
また、毛玉や皮膚トラブルが気になる場合でも、力を入れてブラッシングするのではなく、無理をせず状態に応じた対応を心掛けましょう。
ブラッシングは、「きれいにすること」だけではなく、愛犬との信頼関係を育てる時間として続けていくことが大切です。
ブラシは用途に応じていろいろあります。
ロングヘアーやワイヤーヘアーの初めての方は、このタイプから始めてみてはいかがでしょうか?
スムースダックスにはラバー突起のブラシがおすすめです。
突起の柔らかさやゴム素材の質感によって使い心地は変わるため、硬すぎないものを選ぶのがおすすめです。
まとめ
ダックスフンドにとってブラッシングは、見た目を整えるだけのお手入れではありません。
被毛や皮膚の状態を確認し、
抜け毛や毛玉を予防し、
愛犬とのスキンシップを深める大切な日常ケアです。
毎日必ず行わなければならないものではなく、被毛のタイプや生活環境、その子の様子に合わせて無理なく続けることが大切です。
普段からブラッシングを習慣にすることで、小さな体の変化にも気付きやすくなります。
愛犬が安心して過ごせる時間として、日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)
Q. ダックスは短毛でもブラッシングが必要ですか?
はい。
スムースヘアーは毛玉ができにくい被毛ですが、抜け毛を取り除いたり、皮膚の状態を確認したりするためにもブラッシングは役立ちます。
Q. 毎日ブラッシングをした方がいいですか?
必ず毎日行う必要はありません。
被毛のタイプや毛量、生活環境、換毛期などに合わせて無理なく続けることが大切です。
Q. ブラッシングを嫌がる場合はどうすればいいですか?
無理に続けるのではなく、短い時間から少しずつ慣れてもらいましょう。
落ち着いているタイミングで優しく声を掛けながら行い、終わったあとに褒めたり、ごほうびを取り入れたりすることもおすすめです。
Q. ブラッシングだけで皮膚トラブルを予防できますか?
ブラッシングだけで皮膚トラブルを防げるわけではありません。
ただし、普段から被毛をかき分けて皮膚の状態を確認することで、小さな変化に気付きやすくなるというメリットがあります。
本記事は、以下の公的機関および獣医師監修情報を参考に、 犬の熱中症予防、注意したい症状、応急対応について編集部で整理しています。
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アニコム損害保険株式会社(獣医師監修)
犬のブラッシングのポイントは?効果や嫌がるときの対処法も解説
https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/7856.html -
ペット&ファミリー損害保険(獣医師監修)
お家での日常ケアの方法を解説!(ブラッシング)
https://www.petfamilyins.co.jp/column/3599/
本記事は、獣医師監修情報を参考に、ダックスフンドのブラッシングについて編集部で整理・作成しています。
ブラッシングの頻度やお手入れ方法は、被毛の種類や年齢、皮膚の状態、生活環境などによって適した方法が異なります。
ブラッシング中に皮膚の赤みやしこり、痛がる様子、脱毛などの異変が見られた場合は、無理に続けず、かかりつけの動物病院へ相談しましょう。

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