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ダックスと椎間板ヘルニア|進行時の症状と対処【Vol.3】

ダックスと背骨の健康 椎間板ヘルニア 症状と進行サイン

ダックスフンドは、胴が長く足が短い体型のため、椎間板ヘルニアのリスクが高い犬種として知られています。

・歩き方がおかしい
・後ろ足がふらつく
・抱くと痛がる

こうした症状が見られる場合、ヘルニアの可能性があります。
症状は突然現れることもありますが、多くの場合は段階的に進行していきます。初期のサインは小さく、飼い主が気づきにくいことも少なくありません。

しかし、進行すると歩行障害や後ろ足の麻痺につながる可能性があります。早い段階で異常に気づき、適切に対応することがとても重要です。

この記事で分かること
  • ダックスの椎間板ヘルニアで見られる症状の進行段階
  • 見逃してはいけない歩き方の異常
  • 病院に行くべき判断ポイント
  • 基本的な治療方法
目次

ダックスの椎間板ヘルニアは症状が段階的に進行する

椎間板ヘルニアの症状は、軽度から重度へと段階的に進行することが多いとされています。

最初は軽い痛みだけのこともありますが、症状が進むと歩行の異常や麻痺につながることもあります。

一般的には以下のような流れで症状が進みます。

ステージ
正常
ヘルニアグレード0の健康な状態

グレード0はヘルニアが起きていない正常な状態を示しています。

ステージ
軽い痛み(初期症状)
ヘルニアグレード1の初期症状である軽い痛みが出ている状態。

ヘルニアの初期では、痛みが主な症状になります。

よく見られるサイン

  • 動きたがらない
  • ソファや段差に登らなくなる
  • 背中を丸めた姿勢になる
  • 抱き上げると嫌がる
  • 触ると痛がる

この段階では、歩き方が正常に見えることも多いため、見逃されるケースもあります。

しかし、痛みが続く場合はすでに椎間板に負担がかかっている可能性があります。早めに動物病院に相談することが大切です。

ステージ
歩行の異常
ヘルニアグレード2の歩行の異常が出ている状態。

初期段階では、はっきりとした歩行異常が見られないこともあります。そのため、「いつもと様子が違う」小さな変化に気づくことが重要です。

症状が進むと、歩き方に異常が現れることがあります。

よく見られる変化

  • 後ろ足がふらつく
  • 歩幅が狭くなる
  • 足の力が弱くなる
  • 階段やジャンプを嫌がる
  • 立ち上がりが遅くなる

この段階は、神経が圧迫され始めている可能性があります。

歩行異常が見られる場合は、できるだけ早く動物病院を受診することが推奨されています。

ステージ
後ろ足の麻痺
ヘルニアグレード3の後ろ足に麻痺が出ている状態。

さらに症状が進行すると、後ろ足の麻痺が起こることがあります。

主な症状

  • 後ろ足が動かない
  • 自力で立てない
  • 足を引きずって歩く
  • 体を支えられない

この段階では、緊急性が高い状態です。

早期に適切な治療を行うことで回復の可能性が高くなるため、すぐに動物病院を受診する必要があります。

見逃してはいけない歩行異常

ダックスのヘルニアでは、歩き方の変化が重要なサインになります。

特に次のような歩行異常は注意が必要です。

  • 後ろ足がふらつく
  • 片足を引きずる
  • 歩くスピードが遅くなる
  • 歩幅が小さくなる
  • ジャンプをしなくなる
ヘルニアの歩行異常の一例。ふらつき、足を引きずる、歩幅が狭い。

これらの変化は、神経の圧迫が始まっている可能性を示すサインです。

麻痺が起きた場合の注意点

椎間板ヘルニアが進行すると、完全麻痺になることがあります。

さらに重症になると、次のような症状が出る場合もあります。

  • 排尿ができない
  • 排便のコントロールができない
  • 後ろ足の感覚がなくなる

これは神経への圧迫が強い状態を示しています。

特に

  • 突然歩けなくなった
  • 後ろ足が完全に動かない

といった場合は、緊急性が高い可能性があります。すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

どのタイミングで病院に行くべき?

多くの飼い主が迷うのが、**「どの段階で受診するべきか」**です。

ダックスフンドの椎間板ヘルニアは、初期の段階では「少し様子がおかしい」程度のサインしか出ないこともあります。

次のような症状が見られる場合は、椎間板ヘルニアの可能性があります。早めに動物病院を受診しましょう。

ダックスのヘルニア受診の目安

  • 抱こうとすると痛がる
  • 動きたがらない
  • 元気がない
  • 歩き方がいつもと違う
  • 後ろ足がふらつく
  • 立てない
  • 歩けない

基本的な考え方は

迷ったら受診するです。

椎間板ヘルニアは、早期発見・早期治療が回復率に大きく影響するとされています。

椎間板ヘルニアの基本的な治療

治療方法は、症状の程度によって異なります。
一般的には以下のような方法が選択されます。

内科治療

比較的軽度の場合は、安静消炎鎮痛薬神経の炎症を抑える薬などによる治療が行われます。

外科手術

重度の場合や麻痺がある場合には、手術が必要になるケースもあります。
手術では、神経を圧迫している椎間板物質を取り除きます。
※治療の詳細は別記事で解説予定

まとめ

ダックスの椎間板ヘルニアは、症状が段階的に進行する病気です。

重要なポイント
  • 初期は痛みなど小さなサインから始まる
  • 歩行異常は重要な警告サイン
  • 麻痺が出た場合は緊急性が高い

そして最も大切なのは

「早めに気づき、早めに受診すること」です。

ダックスフンドは体型の特徴から、日常生活の環境もヘルニアリスクに影響します。

日頃から歩き方や行動を観察し、小さな変化に気づくことが愛犬の健康を守る第一歩になります。

参考文献
以下の獣医師・専門家監修資料を基にまとめました。
アニコムどうぶつ病院グループ
「獣医師が丁寧に解説|犬の椎間板ヘルニアのグレードにおける症状・治療について」
🔗詳細 [web:70]

MOFFME(獣医師監修)
「【獣医師監修】犬の椎間板ヘルニアとは?症状、手術費用、術後などについて解説!」
🔗詳細 [web:76]

Peace Wanko Japan(獣医師解説)
「歩き方がおかしい?犬の椎間板ヘルニアの症状や治療法を解説」
🔗詳細 [web:73]
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ダックスの椎間板ヘルニア予防|腰を守る生活習慣と飼い主ができる対策 – ダックスの食と暮らしの研究ノート へ返信する コメントをキャンセル

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